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墓じまいの流れを7ステップで解説!相談から納骨までの手順と期間

公開: 2026年7月18日|最終更新: 2026年7月18日|執筆: お墓のたたみ方 編集部

墓じまいの流れは、一般に「相談」から「納骨」まで、大きく7つのステップで進むと言われています。何から手をつければよいか分からないままだと、親族との話し合いやお寺への申し出のタイミングを逃してしまうこともあります。

まずは全体の流れを早見表で確かめ、前半の相談ごとと後半の手続き・工事を順番に見ていきましょう。読み終える頃には、次にご自身が何をすべきかがはっきりしているはずです。

目次

    墓じまいの流れ全体7ステップの早見表【まずは全体像をつかむ】

    墓じまいの流れは、地域やお墓の状況によって多少前後することはあっても、大きな骨組みは共通していると言われています。まずは下の早見表で、全体の順番をざっくりとつかんでみてください。

    それぞれのステップの詳しい進め方は、このあと前半・後半に分けてご案内します。表の期間はあくまで目安で、実際には親族の予定やお寺との調整で前後することがあります。

    ステップ内容期間の目安
    親族へ相談する2週間〜1ヶ月
    お寺に相談し、意向を伝える2週間〜1ヶ月
    改葬先を探して決める1〜2ヶ月
    改葬許可証を取得する2週間〜1ヶ月
    閉眼供養を行う1日
    墓石を解体・撤去する1〜2週間
    新しい供養先へ納骨する1日

    墓じまいの流れは、大きく「前半(相談と決めごと)」と「後半(手続きと工事)」の2つに分けて考えると、全体の見通しが立てやすくなります。

    墓じまいの流れ・前半は「相談と決めごと」から始まります

    墓じまいの流れの前半は、工事や手続きに入る前の「相談」と「決めごと」が中心です。ここを丁寧に進めておくと、後半の手続きがスムーズになると言われています。

    親族への相談

    墓じまいの流れで最初に行いたいのが、親族への相談です。お墓には自分だけでなく、他の親族の思い出や気持ちも重なっていることが多いため、決めてから伝えるのではなく、早い段階で話を切り出すことが望ましいと言われています。

    話し合う内容は、墓じまいを考えている理由、想定している改葬先、おおよその費用感の3点にしぼると伝わりやすくなります。反対意見が出ることもありますが、頭ごなしに否定せず、まずは事情を共有する場として位置づけると、話が前へ進みやすくなります。最初の一言に迷うときは、墓じまいの切り出し方の記事に文例をまとめています。

    お寺への相談

    お墓がお寺の墓地にある場合は、住職への相談も欠かせないステップです。いきなり離檀を切り出すのではなく、まずはこれまでのお付き合いへの感謝を伝えたうえで、事情を丁寧に説明する進め方が角の立ちにくい方法だと言われています。

    この段階で、閉眼供養の日程や、離檀料についても話題にのぼることがあります。金額や進め方に迷ったときは、その場で即答せず、一度持ち帰って親族と相談してから返事をしても失礼にはあたりません。訪ねる日時は事前に電話などで伺いを立て、繁忙期を避けて相談するとお互いに落ち着いて話しやすくなります。

    改葬先探し

    親族とお寺への相談と並行して進めておきたいのが、遺骨の新しい行き先である改葬先探しです。永代供養墓・樹木葬・納骨堂など、選択肢によって費用や通いやすさが変わるため、複数の候補を比べておくと安心です。

    改葬先が決まっていないと、後半で必要になる改葬許可証の申請が進められません。前半のうちに改葬先のめどをつけておくことが、墓じまいの流れ全体をスムーズにする鍵になると言われています。パンフレットを取り寄せたり、実際に見学に足を運んだりして、家族が納得できる先を選んでおきましょう。供養先ごとの費用比較は、遺骨の供養先6つの記事で詳しく整理しています。

    墓じまいの流れ・後半は「手続きと工事」を進めます

    前半で相談と改葬先が固まったら、墓じまいの流れは手続きと工事の後半に入ります。ここからは書類の準備と、石材店・お寺との日程調整が中心になります。

    改葬許可証の取得

    遺骨を別の場所へ移すには、お墓のある市区町村から発行される改葬許可証が必要です。一般的には、今のお墓の管理者が発行する「埋葬証明書」と、改葬先が発行する「受入証明書」をそろえたうえで、市区町村の窓口に申請すると言われています。

    自治体によって様式や必要書類が異なるため、動き出す前に窓口かホームページで確認しておくと二度手間を防げます。申請から発行までは、数日から2週間ほど見ておくと安心です。遺骨が複数柱ある場合は、柱ごとに申請書が必要になることもあるため、事前に数を確認しておきましょう。

    閉眼供養と撤去工事

    改葬許可証が手元に届いたら、閉眼供養(へいがんくよう)を行い、その後に墓石の解体・撤去工事に入ります。閉眼供養は、墓石に宿るとされる魂を抜くための儀式で、住職に読経していただくのが一般的だと言われています。

    撤去工事は、石材店が墓石を解体し、区画を更地に戻して管理者へ返還するまでが一連の流れです。工事中は立ち会いが不要なことも多いですが、日程や進め方は事前に石材店とすり合わせておきましょう。天候や霊園の混み具合によって、工事の開始日が前後することもあると言われています。なお公営霊園のなかには、区画を返還する際に使用料の一部を還付する制度を設けている自治体もあります。制度が公式に確認できたものは、墓じまいの補助金がある自治体一覧で確認できます。

    納骨

    取り出した遺骨は、洗浄や乾燥などの処置を経てから、新しい供養先へ納められます。改葬先の管理者に改葬許可証を提出し、納骨式や合祀の手続きを行うのが一般的な進め方だと言われています。新しい供養先の費用をあらかじめ見積もっておきたい場合は、永代供養の費用相場の記事が目安になります。

    納骨をもって、墓じまいの流れはひとまず完了となります。区切りとして、家族で手を合わせる時間を作る方も多いと言われています。

    墓じまいの流れにかかる期間の目安

    墓じまいの流れは、相談から納骨まで通して見ると、一般に3ヶ月〜1年程度が目安と言われています。幅が大きいのは、親族間の話し合いや、改葬先探しにかける時間が人によって異なるためです。

    進め方期間の目安
    スムーズに進んだ場合約3〜4ヶ月
    一般的なペース約半年前後
    じっくり検討する場合約1年前後

    手続き自体にかかる時間よりも、親族の意見をまとめたり、改葬先をじっくり選んだりする期間のほうが長くなりやすいと言われています。急ぐ必要がない場合は、余裕を持ったスケジュールを組むと、後悔の少ない進め方につながります。

    墓じまいの流れでつまずきやすい3つのポイント

    墓じまいの流れをスムーズに進めるために、あらかじめ知っておきたいつまずきやすいポイントを3つご紹介します。事前に把握しておくだけで、慌てずに対応しやすくなります。

    1. 親族への相談が後回しになる:改葬先や日程を先に決めてから伝えると、反対意見が出やすくなると言われています。早い段階で情報を共有しておきましょう。
    2. 改葬先が決まる前に離檀を切り出す:行き先が決まっていないと、お寺への説明があいまいになりがちです。改葬先のめどをつけてから相談すると、話がまとまりやすくなります。
    3. 改葬許可証の取得を後回しにする:書類がそろわないと工事や納骨が進められません。必要書類は早めに確認し、余裕を持って申請しておくと安心です。
    編集部からのひとこと
    墓じまいの流れは、一つひとつはそれほど難しい作業ではありませんが、関わる人や窓口が多いのが特徴です。すべてを一度に完璧に進めようとせず、早見表を手元に置きながら、ひとつずつ順番に片づけていくつもりで進めてみてください。

    墓じまいの流れに関するよくある質問

    墓じまいの流れの途中で、遺骨の行き先を決めていなくても始められますか?

    親族やお寺への相談だけであれば、改葬先が未定でも始められると言われています。ただし改葬許可証の申請には改葬先の受入証明書が必要になるため、手続きに進む前には行き先を決めておく必要があります。早めに候補を絞っておくと、後半の手続きがスムーズです。

    改葬許可証は、いつ・どこで取得すればいいですか?

    改葬許可証は、改葬先が決まった後に、今のお墓がある市区町村の窓口で申請するのが一般的だと言われています。埋葬証明書と受入証明書をそろえてから申請すると、手続きがスムーズに進みます。様式は自治体ごとに異なるため、事前の確認が安心です。

    墓じまいの流れ全体で、閉眼供養は必ず行う必要がありますか?

    法律上の義務ではありませんが、墓石に宿るとされる魂を抜く儀式として、閉眼供養を行う方が多いと言われています。行うかどうかは、家族の考え方やお寺との関係によって変わります。迷ったときは、住職に率直に相談してみるとよいでしょう。